魔法の戦士《bellator》
ベラトーラ
ここは青海学園


日本でも有名な私立学園

昼休み

図書室



「zzz…」

一人の男子生徒が寝ている。


「あの…休み時間が終わりますよ?」


「…?

ああ、めんどいから放課後までここにいるから、鍵とかは閉めてっても開けててもどちらでもいいぞ。」


「でも…」

「zzz…」




放課後


「ちょっと、岡田!

いつまで寝てんのよ!!」

眼鏡をかけた女生徒が図書室で怒鳴る。

「…?

ああ、委員長…」

「私は委員長じゃないわよ…」

「いや、中学の時…」

「一回だけね…

しかも、前の子が転校した時の代理で三ヶ月だけ…」


「で、その委員長が何か用か?」

「あんたが午後の授業とかHRをサボるから怒ってんの!!」

「たまにスゴく眠い時があるだろ?」

「はぁ、だったらせめて保健室で仮病でも使いなさいよ…」

「保健室行くのもめんどい。」

「もう良いわ。

それより岡田。

あんた、暇でしょ?


取ってほしい本があるんだけど…」

「脚立を使えば?」

「他の人が使ってるのよ。」

「だったら椅子は?」

「一番上だから椅子は4つくらい重ねないと届かないの…

そんな危ないことをやろうとしてる女の子に気づかいもできないの?」

「俺が怪我しても良いのかよ…」
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