魔法の戦士《bellator》
「あれだ。」

幸大が指さした先には大きな旅行バッグを持った女性。

服は白色。

一言で言うなれば巨乳美女。


「姫!!」

幸大が呼ぶと女性は気がついた。

タタタッ、

女性は走り、そして…


「幸大!」

ガバッ、

幸大に抱きつく。


むにゅっ。


幸大の顔が豊満な胸に包まれた。

「可鈴、あんたいきなり…」

「圭も久し振りですの!!」

ガバッ、

むにゅっ。

次は委員長に抱きつく。

「まったく、人の往来で何やってんのよ。」

テナが言う。

「ん?

この方は誰ですの?」

姫が言う。

「な!?

可鈴、あんた見えてんの!?」

委員長が言う。

「当たり前よ。

私は今、全ての人に見えてるわ。

だから服装もそこら辺の人間と同じにしたのよ?」

「何で!?」

委員長が戸惑う。

「それはね、私のことを知ってもらって、幸大のことも知ってもらって、


彼女が圭の前から消えるのを狙ってるのよ。

魔法も鬼も、一般人なら拒絶する内容だもの。

ねぇ?」

テナが幸大に向かって笑みを向ける。


「どういうことですの…?」

「実はね、私は悪魔なの。

そして…この男は、」

そう、テナが言いかけた時…

「御主人様〜!」


ガバッ、

幸大が後ろから抱きつかれた。
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