魔法の戦士《bellator》
ビリビリ
数日後




「可鈴が学校に来てない!?」

幸大が驚く。

「幸大と一緒じゃなかったの?」

圭が言う。

「いや…今日は用事があるから先に行くって…」

「電話してみる。」

圭が電話をする。


「ダメみたいね。

電源は切れてないから携帯がマナーモードか鳴ったのに気づかないか…」

「どうかしたのか?」

翡翠が教室に入ってくる。

「ダーリン、おはようございます!!」

「お前ら、教室を間違えたのか?」

「そんなわけないだろ?

幸大、可鈴はいるか?」


「いや…それが…」

「私たち可鈴さん見ましたよ!」

奈々が言う。

「どこだ!?」

「駅の方に向かっていたが様子がおかしい。

どこか虚ろな…」


「何かボーッとしてました。」


「そうか。

ちょっと行ってくる。」

「待って!

私も行く!」

圭が言う。

「いや…学校はどうすんだよ。」

「幸大、確か分身が作れたと思うが?」

翡翠が言う。

「ったく。

しゃーねぇな。」

「ダーリン、私も行きます!」



学校の敷地外

「ファラシス・ホスティリス《偽りの敵》」


ゴウッ、

分身が現れた。

「さて、行くぞ。」

幸大たちは駅の方に向かった。
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