不良彼氏と徒然なる日常





「なぁ、いねぇの?」

「え!?
まだ来てないと思いますケド……」


黒崎が一番近くにいた男子に凄みをかけて話しかける。

でもその男子は私が来ているのを知らないのか、いないことにしてくれた。

(ありがとおぉぉぉ!!)


「まじかよ……」


「やっぱりいねぇじゃん!!」

「来るのおっそ!!」

気を落とす(?)黒崎にツレたちは次々とからかいだした。


「葉月は来てるよ」

「「「は?」」」

(はぁぁぁぁぁ!?)


今まで通りの展開に安心していたのに、黒崎のツレの1人で、一番落ち着いている西本くんが言い放った。




< 16 / 39 >

この作品をシェア

pagetop