こい×ばど ー恋×羽球ー 1
みんなもくもくと勉強するこの時間。
実は好きだったりする。
耳だけ、大好きなグループのライブになってる。
でもなぜか手はよく動く。
「ね、みんな!」
「「「なに??」」」
サエヤンが口を開いた。
「さっきさ、ウチらの悪口言ってた奴いた!!!」
「え?どんな?」
「あの私立の奴、ここでも勉強かよ。がり勉とかキモッ!ってさ。
中学受験して頭いいとこ入っちゃったんだから、しょーがないじゃない!あったまくる〜!!!」
サエヤン、さすが地獄耳。
「ウチ、さっきの奴に文句言ってくる!ルイ、いくよ!!」
「姉貴、いえっさーッッ!」