大好きな君へ


「ねぇ、おじさん?」

あたしは聞いてみることにした。

あたしがずっと気になってたこと。

「ん?どうした?」

「あのさ…あたしってさ…」

「うん。」

「いつまで生きられるの?」

あたしが言った瞬間、おじさんの
表情がかわった。

「……どうしてそんなこと?」

「前から気になってはいたんだけどさ…
なんか聞くに聞けなくて。だけど、
明日から高2だし。いいチャンスかなって。」

あたしがそう言うとおじさんは少し
考えからこう言った。

「ジュリアちゃんももう高2だ。そろそろ
きちんと話をする機会が来たってことだな。
わかった。話そうか。」

「ありがとう…先生。」

「病院じゃゆっくり話せないだろうから
僕ん家にくる?紗季も夏音もジュリアちゃんに
会いたがってるし。」

「行くっ!!」

あたしは即答した。

だって♪かわいい姪に会いたくないワケ
ないじゃない!!

そうしてあたしはおじさんと向かった。




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