動化家
タイムアウト~最後の道~
リリとカオルとハルスは都に帰った。カオルは警察に電話した。数分後、警察が来てハルスを連行した。アリアとナルミも共に着いていった。シューケルが現れた。シューケル「タイムアウトだ!」リリ「待って、ちゃんと時間通りに来たニャ。」カオル「リリ…。時計が止まってる。」リリは時計を見た、時計はヒビが入って止まっていた。シューケル「時間を操る、ジュンがいたらいいが…。」空が青に染まりかえり、鈴の男と声が聞こえた。ジュン「最後の道を開いてやろう。」そう言って鈴を3回鳴らした。リリ以外みんな眠ってしまった。ジュンが地上に降りてきた。ジュン「時間を10止めた。私が出す質問に答えてもらう。3問正解ならば、時間をぴったりに動かしてやる。」リリ「分かったニャ。」ジュン「第1問、あなたにとって1番大事なのは誰?1、自分。2、カオル。3、動化家。」リリ「3よ。」ジュン「正解。第2問。禁断の書は誰が持つもの?1、当主様。2、ナナ。3、リリ。」リリ「それは、1よね。」ジュン「最後の質問。あなたは、何の為にこの都にきた?」リリ「私は、自分の意志で来ました。最初は、身代わりになって来ましたが今は違います。私は頼れる女性になりたくて、少しでも年上に見られたくて、私はみんなから妹扱いされて。変わりたいって何回も思ったけど全然変わらない自分に腹立たしくて…。」ジュン「そうか。お見事だ!時間をぴったりに戻してやる。」笛を5回吹いた。すると、時間ぴったりに来た。目の前には微笑むカオルとシューケルの姿があった。シューケル「よくやった。時間ぴったりだ!」カオル「凄いじゃないか!」リリ「うん。」リリはそのまま倒れた。
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