内緒の保健室
『分かった…。行くよ』
悔しい…。
でも、もう行くしかないや。
「彼女なんだ?蓮斗の」
また耳元で言われる。
『…関係ないでしょ//』
……ダメ。
顔が赤くて、絶対バレたよね。
「わかりやすっ……」
『う…るさいっ』
なんなの!?
まだ出会って何ヵ月もたってないのに!!!!!!!!!!
「ま、いいや。また来週♪…じゃーねー」
篠沢享也は、最後にまた軽く笑って数学準備室を出ていった。
『…あつー』
夏だということもあったし怒りからもあって、やけに暑かった。
< 115 / 312 >

この作品をシェア

pagetop