内緒の保健室

『よし………』
なんとか頑張って、数学準備室のドアを開けた。

『え……っ』
目を見開く。
だって…
なんか、強そうな男の人達に囲まれた篠沢享也がいたから。

「享也…この子か?例のは」
「あぁ…、まぁ、好き勝手やれば?」
「いいのかよー!俺の女にしたいぐらいだぜ?」
「おい、やめろって」

何言ってんの…? 

てゆうか…誰?



そう考える暇もなく、篠沢享也は数学準備室を出ていった。

『えっ…ちょっ…』
あわててひきとめようとしたけれど、この強そうな人達にそれをとめられた。

「だめだよ♪キミはこれから、俺達と楽しく遊ぶんだからさ」

はぁ?

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