内緒の保健室
保健室に戻ると、蓮斗がカーテンを全開にしてベッドに寝ていた。
まさか…とは思ったけど、ベッドシーツは整ってるし、蓮斗と絢がもう、そんな関係になるわけないよね。
あれ?
なんであたし、蓮斗と絢がくっつくの嫌なの?
わからない…。
わからないよ…。
「遅い」
『え…?』
声がした方を振り向く。
蓮斗がベッドから起き上がっていた。
「こんな長いトイレってあるのかよ」
意地悪く口角を上げる蓮斗。
ムカッてくる…けどなぜだか不思議とこれが心地いい。
いつものお店でいつもの品物を頼んでいるような…そんな感覚。
『トイレじゃないもん』
これがなくなったら、あたしはどうなるんだろう…。
「嘘つかなくってもいいよ?」
意地悪っぽい口角。
そのわりにクールな顔立ち。
『なっ…。嘘じゃないよっ』
甘く吸い込まれる瞳には、今あたしが映ってる?
「つかもう1時間目始まるけど」
『…そうだね』
「よし。座るか」
蓮斗が立ち上がって、席に座った。
あたしもそれに続いて席に座った。
まさか…とは思ったけど、ベッドシーツは整ってるし、蓮斗と絢がもう、そんな関係になるわけないよね。
あれ?
なんであたし、蓮斗と絢がくっつくの嫌なの?
わからない…。
わからないよ…。
「遅い」
『え…?』
声がした方を振り向く。
蓮斗がベッドから起き上がっていた。
「こんな長いトイレってあるのかよ」
意地悪く口角を上げる蓮斗。
ムカッてくる…けどなぜだか不思議とこれが心地いい。
いつものお店でいつもの品物を頼んでいるような…そんな感覚。
『トイレじゃないもん』
これがなくなったら、あたしはどうなるんだろう…。
「嘘つかなくってもいいよ?」
意地悪っぽい口角。
そのわりにクールな顔立ち。
『なっ…。嘘じゃないよっ』
甘く吸い込まれる瞳には、今あたしが映ってる?
「つかもう1時間目始まるけど」
『…そうだね』
「よし。座るか」
蓮斗が立ち上がって、席に座った。
あたしもそれに続いて席に座った。