表裏一体な世界
男 「君、何歳?」

「18です」

ナンパか?
チャラチャラした奴だし苦手だ

男「どっかで働いてるようには見えないけど、夜の仕事したいの?」


「あっ、いや、ただ来ただけ」


男「あっ、俺夜の仕事のスカウトマンなんだけど君キャバクラとか興味ない?君ならすぐNo.1なれる」


何言ってんだこいつ
当時はこんな風に思ってた


あたしがフリーズしていると

男「俺、岳って言うんだけど、君は見た瞬間No.1になれると思った!俺が保証する!1日体験でもやってみない?どーせ帰るとこないんでしょ?」


「えっ?何でわかるんですか?」

(男=岳)
岳「何年この世界居ると思ってんだよ~(笑)だいたいゎわかるよ。で?返事は?」

「…お願いします」

多少の不安はあったが、あたしには帰る家もない、それにちょっとこの世界の住民になってみたかった


親からの連絡もないし、やっぱり必要とされていない…
なら、この世界で必要とされる人間になろう

岳「そーいや、名前聞いてなかったね」

「莉未です。」

岳「おっけ!莉未ちゃん?1つだけ言うけど、この世界は努力しなきゃのしあがれないからな。人も簡単に信じちゃ駄目だ。」
「岳さんも?」

岳「あはは。俺はスカウトマンだから大丈夫(笑)だけど、売れない奴は要らない。俺は莉未ちゃんならNo.1なれる言ったけど、莉未ちゃんが努力した場合ね」


あたしには理解出来なかった

岳「まあ、すぐにわかるよ」

岳はそう言いながら誰かに電話をかけた
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