すきって言わせて





あの時の歩、いつものおちょくる感じじゃなかった

なんだろう…
すごく気になる…


「ねぇ、せめて様子だけでも見に行ってみたら?」

「え…でも」

それって歩に悪くないかな
変わってもらって行かないとまで言ったのに


「歩くんの隠し事気になるんでしょ?」

「うーん…」

そう、確かに気になる
あの時はそこまで気にしてなかったけど
来るなって言われたら
なおさら気にしちゃうよね

少し悩んでから
私はまた鞄を持ち直した



「ららちゃん…やっぱり生徒会行ってくる」

「うん、そうしなよ!」

ららちゃんは私がそうすると分かってたみたいに
優しく頷いた

「ごめんね、ららちゃん」

「別に気にしてないよ。それに、華帆は歩くんのこと気になるみたいだし!ね」

「なっ…!そんなじゃないよ!」



なに言ってるのららちゃん!
ただ私は隠し事が気になるだけで…

そう言ってもららちゃんはにやにやしながら
はいはいと適当に返事をしていた

もう!ららちゃんってば…


「早く行かなきゃ。会議終わるよ?」

「あ!そうだよ!じゃあ、行ってくるね!」


ららちゃんの言葉が気になったけど

それより

早く会議に行かなくちゃっ







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