HINEKURE~ヤマトノオロチの巻~
優輝がそれを何げなく聞いていた。
(アイツだよな!?)

『マジかよ!!』
陽さん
『私たち表に出るのもう無理かもしれませんね。』
陰が落ち込んでいるのが分かる。
担任が入ってくる。その後ろにアイツがついてくる。
優輝が隠れるように頭を抑えて机に伏せる。
ソイツが明るい声で
「安部真です。よろしく!!あと、優輝の親戚で~す。」
クラスのヤツが俺を睨む。
(ダマされるな!!アイツは……)
クラスのふざけたヤツが
「好きなタイプは??」
「う~ん。私に忠実で何しても私の言うことを聞くヤツかな。」

真が空いている後ろ方の席に座る。

授業が始まると優輝はいつものように夢の中に囚われる。
三時間目の終わり頃、優輝の机に真の一般人には見えない小さな式神がきて、優輝の耳を思い切り引っ張る。
「イテ~~。」
式神が元の紙に戻る。紙には
〈アンタたち私のいる所で居眠りするなんって、どうなるか分かるの??〉
と書かれていた。
優輝が真の方を見ると、凄い顔で睨み付けていた。優輝
『ちくしょー。』

『テメ~起きてやがれ!!』
陽さん
『私たちが困ります。』
その後の授業はマジめに受けていた。
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