Blood
 「と、言う訳で。昨日の分、しようか♥」

 「え?昨日の分?・・・なんか怖っ」

 そう言うと晴綺は鞄から小さなポーチを取り出した。中に入っていたのは・・・。

 デジカメだ。

 良いのか学校に持ってきて。

 「スイッチおーん。・・・踊って?」

 「何で!!?」

 創作ダンスを強要する晴綺。その後も歌や踊りをさせようとする。

 

 結局歌って踏まれた。踊りの代わりに踏まれた。

 「3秒間ね?」

 意外に短い時間設定だな。

 と、思ったのも束の間。

 「いーーーーち・・・ にーーーーーーーーーーい」

 「遅っ!?」

 起き上がろうとする桜。

 「ってギャァァ!!!」

 「まだ3って言ってないよ~?ハハッ」

 このド外道め。

 「さーーーーーーーーー・・・っん!!!」

 思いっきり背中を(足で)押した。うっすらと足跡が残っている。

 「痛い・・・」

 桜の冒険は続く・・・。
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