ゆびきり
やっぱり、テレビとは違う人みたい。








私の意識も、芸能人だから緊張…というよりも、梨由の身内だから緊張しているに変わっていく。







「梨由から君の話しは、LAに居たときから聞いていたよ」







「えっ…」







梨由…







「一度しか会っていないのに、日本に帰ってきた時も、君に再会することを楽しみにしていた」







光哉の一言、一言が胸にチクッと突き刺さる。







「私だって…楽しみにしていたわ」








あの頃の私は、ずっと、梨由を友達だと信じていた。再会できることも、信じていたよ。







「梨由をね、僕は同情しているところもあったんだ。好きでもない兄貴と結婚させられて…なのに、僕やミサには暗い顔見せないようにしていた」







梨由らしいね。







光哉が何を伝えたいのか、解らなくなってきた。








< 188 / 309 >

この作品をシェア

pagetop