ねえ、好き


「琉多ぁ」

「……」

「ねぇねぇ」

「……」

「ねぇってば」

「……」


…もういい。
知らないよ、琉多なんて。

ふて腐れて、二人で座ってる
ソファーのはじまで寄って、
クッションに顔をうずめる。



たしかにね?
無理矢理琉多の家におしかけたあたしも悪いよ?


けどそんなこと、いつものことじゃない。

なんでそんなに、不機嫌になるの。



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