エリートな彼は溺愛を隠さない
彼をそっと見上げた。

驚きと、色気と、欲情が入り混じった彼の視線から私は目が離せない。

「夏哉…、今だけ、今だけでいい。
私を、欲しがって…」

「……!」

まともな感覚なら絶対に言わないし、言えない様な言葉を口にしている。

彼がキュッと私を抱き締める。

この腕が例え先ほどの女性のものでも、他の誰かのものでも、今は…、今だけは私のものにしたい。

「まだ、信じてくれてないんだな。
何で、今だけなんだよ」

「…え」

「綾芽だけだって昨日から何度も言ってるだろ!
こんな気持ちをお前が俺に教えたんだろ」



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