エリートな彼は溺愛を隠さない
うっ…。やべぇ…。

何で俺がドキドキするんだよ。

もう、いいって、この流れ。

「…あの、何故眼鏡は駄目なんですか?」

恐る恐る聞いてきた彼女に俺は胸の高鳴りに気付かれない様に答えた。

「俺の好み。
城田は俺の女になったんだから、俺の好みに合わせるのは当然だろ」

「………そ、そうなの?」

モジモジしだした仕草がじれったくて、可愛い。

出来る、コイツとなら。
俺は普通の男に変われる様な気がする。




……本気の恋愛、させてもらおうじゃねぇか。
お前が本気になれ、って言ったんだからな。




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