エリートな彼は溺愛を隠さない
「…そうだよな、嫌だよな。
俺、こんなだから…。
ごめん、もう言わないよ。
俺みたいなヤツがいくら、綾芽を好きになったと言っても誰も信じないってな」

「え」

彼女にそれだけ言ってにこりと笑いかける。

綾芽の感覚は間違ってはいない。至って普通だ。嫌だと思って当然だ。

俺は少し頭を冷やそうと、彼女から目を逸らし休憩室に向かって歩き始めた。

はあ…。
やっぱり面倒臭い。
俺に愛だの恋だの、やっぱ向かないって。

でも、一度芽生えた気持ちはどうやってなくすのだろう。

…欲しい、と思ってしまったら、簡単には諦められ…


ドンッッ!!




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