エリートな彼は溺愛を隠さない
…別に、頑張らなくても、いいじゃん。

何とかなるし、楽しいし、傷付かない。

ズルい、と思われても別に構わない。

…誰にも迷惑なんてかけてないだろ。



「おしゃっ!完了」

俺は最後の数字を打ち込んで、保存すると腕をうーん、と高く伸ばした。

「…すっげぇ。
マジで仕上げたの…?」

同期の小高が俺のパソコンを覗き込んで目を見開いている。

「おう!美人ナースとの出会いを無下になんて出来るかよ」

俺は眼鏡をそっと外してケースにしまい、デスクの引き出しに押し込んだ。

「さあ、モード切り替えだ。

ナースの皆さんと楽しむぞっ」

俺はそう言いながら小高の肩をポンッと叩いた。



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