エリートな彼は溺愛を隠さない
彼女はうるうるとした瞳で俺を見上げて落ち着いた口調で言った。

「一度失った信頼はそんなにすぐには戻らないわ…。
失うのは一瞬で、とても簡単だけど、取り戻すには長い時間がかかるし、とても難しいの」

「え…。それって…信じてもらえてないって事か?」

莉乃と何かあると、まだ思っているのか…。
そうだよな、ドアを開けた瞬間に他の女とキスしてたら、そんな簡単には信じてもらえないよな。

「いいえ」

綾芽が突然言った。



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