同い年の恋人


続きが聞きたいのに あたしは前に会ったことのある幹生くんの先輩に声をかけられたのだ


「あんた 幹生の・・・」


「ああ こんにちは
勝ってよかったですね」


「余裕だったし
あっ! 幹生 もうすぐ来ると思うけど・・・呼んで来ようか?」


「いえ 大丈夫です」


「あいつ おせーな」


と 周りを見ると その先輩も 幹生くんと元カノの姿を見たようだ


「モテるやつは いいよな~ 彼女さんも頑張らないと 取られちゃうぞ」


「アハハ…」


笑ってごまかした


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