君との1ヵ月
小学6年生の冬。私、凜の親友の愛が小学4年の頃から好きだった啓に告白をした。

だけど、返事は良い方向へとは行かなかったんだ・・・。

愛が啓を好きだったのはかなり前から啓も知っていたと思う。

小5の時のバレンタインに愛の代わりに私が、啓にチョコを渡したりもしていた・・・。

一途過ぎる愛を私はずっと応援していた。



「別に俺好きな人居るし・・・だって(笑)絶対に澪(れい)だし。」

辛いはずなのに愛は笑っていた。でも、その笑顔はどこか悲しそうだったんだ・・・。

しかも、啓の好きな人を愛は知っていた。

フラれた後も愛はひたすら啓を一途に思い続けた。

みんなに
「まだ好きなのかよ(笑)」

「もう諦めれば?」
「その話何十回も聞いた(笑)」
なんて言われて

も、愛は啓を思い続けていた・・・。

毎日のように「澪になりたいー」って何回も言っていた(笑)

そんな愛を私は文句を言いながらも応援していたんだ・・・。

心から「愛の恋がむくわれると良いな・・・。」って思っていたんだ・・・。


そんな時、私は初恋の人に告白をしてOKを貰ったんだけど理由があり、付き合わずに断っていたん
だ・・・。

私も、4年間も思っていた相手だったんだ・・・。



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