わんことにゃんこの愛し方
あいも変わらず固まっている男子から視線をそらせば、周りの男子もこちらをじっと見つめていることに気づいた。
こうゆう視線に晒されるのはもう慣れた。
諦めもしている。
でも…、チクリと胸が痛んだ。
自分の顔が、昔から私のコンプレックスだ。
なんで、こんな顔に生まれてきてしまったんだろう。
…なんて、そんなこと言ったら親に失礼だよね、そんなのわかってる。
しかし、整形でもしない限りは変わらないだろうこの顔は、一生付き合っていかなければならないといっても、やっぱり好きになれない。
あまりにも無遠慮な視線に、私は耐えられず俯いた。