黒百合の呪い
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ある森のある泉

   


草笛が響き渡る




草笛を吹いるのは,泉に脚を浸けた真っ白な少女


少女の周りには,さまざまな動物が集まっている



その動物の中心にいる真っ白な少女




見ているだけで癒されるような真っ白い髪

それと同じ真っ白いの瞳




その姿はまるで天使




近づきたいと思うが

近づいたらいけない



触れてみたいが

触れてはいけない




そんな気がしてならない





近づいてしまえば,触れてしまえば壊れてしまいそうで・・・







脆く,儚く,美しい





その姿は舞い散ってゆく薔薇













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