7年越しの、願い事【BL】
どちらかと言えば、
俺の記憶力は悪い方だ。
だから否と、自信を持って言える。
「そっか」
ならいいんだ。と、明之は言った。
「あ、ちょっと待ってて」
そう言って俺は席を立つ。
「どこ行くんだ?」
「返事の手紙見たら、
自分が何て書いたか思い出せるかも」
短冊と一緒に、
あんまり見てると寂しくなるからって、
ずっとお菓子の空き缶に仕舞っていた。
ちゃんと残っているはずだから、
それを読んでみようと思う。