だけど、俺は教師でお前は生徒
その二日後、澤村の出発する日。



悲しくなるからいい!!って言われたけど、



俺は強引に澤村を車に乗せ、東京駅まで車で送ることにした。



「メールも電話も……いっぱいしてね。三嶋先生、モテるから心配だなぁ」



車の中で、何度もそんなことを言っていた澤村。



「まぁ、モテない……とは言わないけど、心配すんな」



「うわぁっ、そこは否定してよぉ」



「ははっ、そうだな」



東京駅に着くまで、澤村がずっと笑顔のままでよかった。



もし、少しでも寂しそうな表情をしたら、



俺はきっと行き先を変え、引き止めていたかもしれないから。
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