アクマの掟
「ごめん・・・・。」
そう言って私も、
涙を流しながらお母さんに抱きついた。
あ・・・・やっぱり。
カイトとお母さん、同じ匂いがする。
すごく、落ち着く。
「ゆうり・・・お母さんもごめんね。
ゆうりにはもっと普通の高校生活を
送ってもらいたかった。
・・・・だけどやっぱり、
アクマの血が流れてる以上は・・・・」
お母さんは、そこで口ごもっていたけど
私は笑いながら
「大丈夫だから。」
そう言った。