ただ二文字が言いたくて

焦がれる恋と怖がりな恋






くぁ、と欠伸を漏らす



目を擦り体を起こすと




「………恋次(レンジ)いまなん限終わった?」

「んー?5げーん」



まじかよ、…やってしまったと俺は頭を抱えた



4時間目から屋上で恋次とサボっていたがまさかそれから全てすっとばして寝てしまうとは思わなかった



「なんで起こさなかったんだよ」



俺は恋次に文句を言った



恋次が悪くないことぐらい重々承知済みだがこの時間を無駄に使ってしまったことのもやもやしたものをなにかにぶつけたかったのだ



すると恋次はまったく悪びれもせず(恋次はそうゆうやつだ)


「えーw
だって俺も寝てたし」



とケラケラ笑いながら答えた
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