天神学園高等部の奇怪な面々Ⅳ
「雪菜…?」

昼間の控えめな雪菜とは違う、彼女の笑い声。

龍太郎は彼女の顔を見る。

蒼白とした顔。

引き攣ったような笑み。

口端を引いたその笑顔は、まさしく何者をも凍てつかせる氷の微笑…!

「っっっ…!」

今まで意識していなかったが、龍太郎はここに来て彼女の『本性』を思い知らされずにはいられない。

そう、彼女は人外。

伝承に曰く、極寒の雪山に大吹雪をもたらし、迷い込んだ旅人を遭難させてその糧としてしまう凶悪な魔性の女。

雪女…!

失念してしまっていたが、龍太郎のこんな身近に、人ならざる存在がいたのだ…!

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