初恋ディジー

体育祭2


「――あ、見つけた!席にいないから探したよ」


……ん?


応援席に戻ろうとした時。

グラウンドの階段を駆け下りてきた高木くんが、私達の姿を見つけるなりそう叫ぶ。


「何よ、紫苑。麻有に何か用?!」


私は特に警戒心は抱いていなかったけれど、さくらちゃんがあたしを守るように前に立ち塞がった。


「本山が何で警戒すんの。俺は佐脇さんに用があって来ただけで、手なんか出さないって」


そう言ってさくらちゃんを過ぎると、私の前に中腰になる。


……な、何だろう?
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