初恋ディジー

「立候補が居ないなら、俺の方で勝手に決めるぞ」


するとブーイングの嵐が一気に湧き上がり

“お前やれよ”とか“はあ?そういうアンタがやりなよ”などと押しつけ合う。


それを黙って見ていた時、ふと廊下側の席に座っていた佐藤さんと目が合った。


すると佐藤さんがニヤリと、何か企んだような顔をした。


……な、何か嫌な予感。


「先生!女子は佐脇さんがいいと思いまーすっ」


……えっ?


彼女がそう言うと、みんなの視線が一気に私に集まった。


そして、自分がやりたくないが為に“賛成”という声と拍手が起こる。
< 57 / 393 >

この作品をシェア

pagetop