心はいつも、貴方とともに
「今も2人きりだけど?」
「…そうじゃなくって。
誰の目も届かないところで、自由に歩き回れるだなんてこと、なかったから。」
「確かに。」
今だって、壁を一枚隔てた廊下を誰かが歩いているかもしれない。
姫である自分と、騎士であるジークが親しげにしている様子を見られ、変な噂が立てられる恐れもある。
その点、街で自分達を見咎める者はいないだろう。
みんな、遠目からしか自分を見たことがないだろうし、そもそも姫が城の外にいるだろうとは誰も思わないに違いない。
「明日は、自由ね。」
「あぁ、一日、普通の女の子になれるんだ。」
そっとジークの胸に頬をつける。
「貴方も、ただの男の子よ。
任務なんて忘れて、楽しめる。」
「俺の場合、任務は忘れられないよ。
ミアが怪我なんてしたら、もう2度と関わることを許されないんだから。」
「それは、嫌。
是非とも任務を遂行してくださいね、騎士さん。」
見上げると、ジークは笑って頷いた。
「ミア。」
「はい?」
「俺は今、とんでもなく幸せだ。」
「私もです。」
この幸せが、ずっと続けばいい。
誰にも介入されず、2人の静かな時間を過ごすの。
アミリアは幸せな気分をかみしめ、目を閉じた。
「…そうじゃなくって。
誰の目も届かないところで、自由に歩き回れるだなんてこと、なかったから。」
「確かに。」
今だって、壁を一枚隔てた廊下を誰かが歩いているかもしれない。
姫である自分と、騎士であるジークが親しげにしている様子を見られ、変な噂が立てられる恐れもある。
その点、街で自分達を見咎める者はいないだろう。
みんな、遠目からしか自分を見たことがないだろうし、そもそも姫が城の外にいるだろうとは誰も思わないに違いない。
「明日は、自由ね。」
「あぁ、一日、普通の女の子になれるんだ。」
そっとジークの胸に頬をつける。
「貴方も、ただの男の子よ。
任務なんて忘れて、楽しめる。」
「俺の場合、任務は忘れられないよ。
ミアが怪我なんてしたら、もう2度と関わることを許されないんだから。」
「それは、嫌。
是非とも任務を遂行してくださいね、騎士さん。」
見上げると、ジークは笑って頷いた。
「ミア。」
「はい?」
「俺は今、とんでもなく幸せだ。」
「私もです。」
この幸せが、ずっと続けばいい。
誰にも介入されず、2人の静かな時間を過ごすの。
アミリアは幸せな気分をかみしめ、目を閉じた。