夏の名前
ガラッ
とドアを開けると、
すでに教室に誰かが居た。
ドアが開けられる音に反応して
反射的にこっちを向いたその人と目が合う。
「あっ…」
「おはよう、瑞稀。」
そう。
先に教室に居た誰かとは、翔くんだった。
彼の右手には携帯電話が握られている。
意外…。
携帯より読書してるイメージが強いから。
私がまたジーッと見ていると
携帯を持った右手を挙げて
「瑞稀?入らないの?」
と言われる。
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