大地くんの天気予報


「…いつかなんかは、こんなふうに添い寝してあげたこともあったよ」


「…え、ホント?」


「ホントホント!…だってそれぐらいしか、してあげられること思い付かなくてさ」


そう言って、笑いながら仰向けになる風嶺さん。


「…ど~んな形であっても、好きなものは好き。…それでいいって、アタシは思う!…さッ、そろそろ寝よっか!…あさってはいよいよ本番だし、コンディション上げていこ~ぜいッ!」


「…うん」




そうして、僕と風嶺さんは、いつしか深い眠りの中に落ちていった…。


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