幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~
あたしは両手で、小鳥をそっと胸に抱いた。
ホークを愛してる。
ずっと、ショーンへの憧れの陰に隠れていた気持ちが溢れ出した。
ううん
隠れていたんじゃなくて、隠していたのかもしれない。
ショーンがローズマリーを愛してるって、ずっと前に気づいてもなお、あたしはショーンを思い続けた。
自分の本当の気持ちを、見たくなかったから。
涙が頬を伝った。
だって、ホークの奥方になるには、あたしの身分は低すぎるから。
でも、ここまで迎えに来てくれたんだもの
もしかしたら
ひょっとしたら
あたしが願えば、望みは叶うのだろうか?
『我が願いは君が傍らに』
ホークを愛してる。
ずっと、ショーンへの憧れの陰に隠れていた気持ちが溢れ出した。
ううん
隠れていたんじゃなくて、隠していたのかもしれない。
ショーンがローズマリーを愛してるって、ずっと前に気づいてもなお、あたしはショーンを思い続けた。
自分の本当の気持ちを、見たくなかったから。
涙が頬を伝った。
だって、ホークの奥方になるには、あたしの身分は低すぎるから。
でも、ここまで迎えに来てくれたんだもの
もしかしたら
ひょっとしたら
あたしが願えば、望みは叶うのだろうか?
『我が願いは君が傍らに』