幻獣のタペストリー ~落ちこぼれ魔導士の召喚魔法~
「奸臣を全て排除したら、残ったのは王を王とも思わぬ輩(やから)ばかりだな」

王様はわざとらしくため息をついた。


きっと、王様は王妃様の飾り帯を見たんだ。


『王は、本当はとても優しい方なの』

あの時、王妃様はそう言った。


そして、あたしは王妃様の言葉を古文字で刺繍した。



『我が願いは王の傍らに』



王様はもう孤独ではない。




< 277 / 289 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop