椎名的人生
















家に帰り


あたしは自分の部屋へ向かった

血の臭いがした


「..血なまぐさい」


お兄ちゃんたちに
端の部屋で寝るから、
誰かあたしの部屋で寝たら?

と言ったら


「いや..あの部屋で寝るのは
ちょっと..」


そう言った



..あ、そ。


「わかった」



血だらけの畳の
横であたしは寝た
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