【完】無愛想彼氏
あたしは、思わず目を逸らした。
蓮…本当は、言いたいよ。
「行かないで。あたしの側にいてよ」
って…。
けど…
そんな勇気がないの。
そんな、勇気がないあたしが、
あたしは大ッ嫌いだ。
あたしは溢れそうな涙を抑えるために、ギュッと踞った。
「お嬢さん♪」
顔をあげれば、知らない男2人があたしを囲んでいる。
「彼氏と喧嘩〜?」
「俺たちが慰めてあげよっか!」
「ぃゃ…ぁの…」
力が入らない。
助けて…
蓮。