君が好き。

上を見て、安心した。

「琉生兄ぃ‥」

「ゆぅ‥黒猫好きだったよな?」

優しい声で聞くから、また
涙が出そうになった。

「うん‥」

「まぁ‥作るときにゆぅが
浮かんだから作ったんだけど‥」

「ありがと‥」

嬉しいよ‥

「別に?
ゆぅ、浴衣似合ってんじゃん‥」

「そうかな‥?」

「うん‥猫‥買ってくか?」

「買ってく‥」


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