君が好き。


トントン

ゆぅが階段を下りてきた。

「お母さん、ごめん‥
大丈夫だから‥行くね?」

「無理しないのよ‥
琉生君、ありがとね。」

「いえ‥」

「いってきます‥」

「‥‥」

家を出てから、沈黙が続いている。

どうしよう‥気まずいな‥

ゆぅは、うつむいてるし‥

話しかけずらいんだけど。

てか、危ないって‥前見ないと。

「ゆぅ‥こっち。」

グイッと引っ張った。

「あ‥ごめん。」


< 133 / 191 >

この作品をシェア

pagetop