君が好き。
第12章―記憶

*琉生side



「ただいま‥」

「あ、琉生。
これ‥ゆぅの忘れ物みたい。」

そう言って、琉宇は黒猫の

キーホルダーを渡してきた。

黒猫か‥ゆぅらしい。

「俺‥届けてくるよ。」

「え‥?」

「探してるかもしんないじゃん?
ちょっと、行ってくる。」



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