LOVE school
こうして話しているのもつかの間。
もうお昼は終わってしまう。
「あっもう終わっちゃうね。帰ろうか真希。」
「うん。授業だるいなぁ~」
「そだねーサボっちゃう?」
「だめだしっ!受験にひびくっ!」
「だろうね(笑)さっ帰ろう!」
「うん。走る?どっちが早く着くか競争っ!」
走るのが苦手なくせしていつも競争が好きな真希。
「いつも負けてるのに?」
とニヤニヤしながら莉華が顔を近ずけてきた。
「うっうんっ!!絶対勝つ!」
この言葉を言ったのは今日で何回目だろう…。
それでも勝った覚えはない…。
「じゃぁいくよっ!」
「「よーいどん!」」
2人一緒に声を合わせいっせいにスタート。
必死で勝とうとがんばった私だが…。
もちろん敗北。