――Special☆Summer――
その言葉に、
空の顔が明るくなった。
『本当に?!!!』
『あぁ。七瀬さん、すみませんでした。』
「い、いぇ…!!」
『じゃぁ、私は少し外すから。
空、30分だぞ。』
『はぃ。』
マネージャーさんは、
保健室を出ていった。
ぎゅぅぅぅう。
ドアがしまったあと、
珍しく私から抱きついた。
『和花。』
「空、好き!大好き!!」
私がそう言った途端、
私よりもっと強い力で抱き締め返された。