サグラダ・ファミリア
私は冷めた目で、鷲鼻を見つめながら、
腹に手を当てた。
『この中に、もう、メシアはいません』
『?!』
鷲鼻とサラマンドラが、同時に目を丸くした。
『メシアは別の、安全なところにいます』
最初に、サグラダファミリアで行われた儀式の中では、
強制的にシンやゆうこさんの半分を取ったメシアは、
その後は、シンやゆうこさんの意志が伴わなければ、
二人を吸収しない様子だった。
そこに狙いをつけて、ゆうこさんがメシアを、
預かると言ってくれた。
同じ存在で、メシアが霊的な生き物ならば、
ゆうこさんが所持することも可能なのじゃないかと。
あの時、騒ぎの後のバスの中で、
教団に捕らえられに行く私に、提案してくれた。
おかげで身動きがしやすかった上に、
メシアの命を落とさずに済んだ。
あれは、母親の第六感だろうか・・・。
腹に手を当てた。
『この中に、もう、メシアはいません』
『?!』
鷲鼻とサラマンドラが、同時に目を丸くした。
『メシアは別の、安全なところにいます』
最初に、サグラダファミリアで行われた儀式の中では、
強制的にシンやゆうこさんの半分を取ったメシアは、
その後は、シンやゆうこさんの意志が伴わなければ、
二人を吸収しない様子だった。
そこに狙いをつけて、ゆうこさんがメシアを、
預かると言ってくれた。
同じ存在で、メシアが霊的な生き物ならば、
ゆうこさんが所持することも可能なのじゃないかと。
あの時、騒ぎの後のバスの中で、
教団に捕らえられに行く私に、提案してくれた。
おかげで身動きがしやすかった上に、
メシアの命を落とさずに済んだ。
あれは、母親の第六感だろうか・・・。