サグラダ・ファミリア
「アーニョ?」
『どういう意味ですか?』
『日本語じゃないからわかんないよ』
『でも、アジア系でしたよね?』
『ザビエルさん、アジアの言葉は一つ国が違うと、
全然別モノなんだよ・・・』
『そうなんですか・・・』
韓国人の親子が通り過ぎ、
また白人だけの世界に。
中国人の旅行客が、ロビーに群れているのが見えた。
ガイドの旗が中国語だから、辛うじてわかった。
『日本人、いないね』
『そりゃぁ、ここはオランダですから』
『そうだよねぇ』
「どこ行ってたの?」
「ちょっと・・・、向こうの様子を見に・・・、
・・・ごめん、心細かった?」
「ううん、平気」
突如、日本語が頭に響いた。
チョコレート屋さんの隅、
オランダのブランド、レオニダスチョコレート。
甘い薫り。視覚に訴える、美麗なチョコの粒達。
それをバックに、立っていたのはシンだった。
でも・・・。
「あ・・・」
シンがこちらに気づいた。
気まずそうなのは、
女のコ連れだから?
ていうか、
そのコ・・・?
「「ドッペルゲンガー?!」」
声が揃ったのは、無理もない、
同じ思考回路で、叫んだのだ。
私が居た。
私が、もう一人。
シンの横に。
貴方は、シンと一緒に、
ここまで来たの?
私の頭は、真っ白になっていた。
空港、飛行機、
で既に、
信じられない出来事に、多く遭遇して来た。
けれど、こんなに、呆然としたことはない。
シンが一緒に居る相手として選んだのが、
私じゃなくて、あの・・・私だった。
どうして同じ私なのに、そっちだったの・・・?
強い怒りに支配され、体が熱くなって行く。
こんな激しく、心を乱されるなんて思わなかった。
この気持ちは何だろう。
『どういう意味ですか?』
『日本語じゃないからわかんないよ』
『でも、アジア系でしたよね?』
『ザビエルさん、アジアの言葉は一つ国が違うと、
全然別モノなんだよ・・・』
『そうなんですか・・・』
韓国人の親子が通り過ぎ、
また白人だけの世界に。
中国人の旅行客が、ロビーに群れているのが見えた。
ガイドの旗が中国語だから、辛うじてわかった。
『日本人、いないね』
『そりゃぁ、ここはオランダですから』
『そうだよねぇ』
「どこ行ってたの?」
「ちょっと・・・、向こうの様子を見に・・・、
・・・ごめん、心細かった?」
「ううん、平気」
突如、日本語が頭に響いた。
チョコレート屋さんの隅、
オランダのブランド、レオニダスチョコレート。
甘い薫り。視覚に訴える、美麗なチョコの粒達。
それをバックに、立っていたのはシンだった。
でも・・・。
「あ・・・」
シンがこちらに気づいた。
気まずそうなのは、
女のコ連れだから?
ていうか、
そのコ・・・?
「「ドッペルゲンガー?!」」
声が揃ったのは、無理もない、
同じ思考回路で、叫んだのだ。
私が居た。
私が、もう一人。
シンの横に。
貴方は、シンと一緒に、
ここまで来たの?
私の頭は、真っ白になっていた。
空港、飛行機、
で既に、
信じられない出来事に、多く遭遇して来た。
けれど、こんなに、呆然としたことはない。
シンが一緒に居る相手として選んだのが、
私じゃなくて、あの・・・私だった。
どうして同じ私なのに、そっちだったの・・・?
強い怒りに支配され、体が熱くなって行く。
こんな激しく、心を乱されるなんて思わなかった。
この気持ちは何だろう。