アリスのいた街






駅らしきもののロータリーを回って帰ろうとしたときに、ユウキは、俺たちと逆の進行方向を指差す。





俺は、希望にすがるように窓の外を見つめた








ユ「ア…リス…」









窓の外を歩く後姿はまさしくアリス。











ユ「爺!!とめてくれ!!!
  俺は降りる!!」








爺が止めた瞬間に車を降り、俺はアリスの後姿を追った。
























アリスの後ろを歩き続けて五分。

もう、俺一人では帰れないような道をアリスはひたすら歩いていく。













.
< 11 / 26 >

この作品をシェア

pagetop