アリスのいた街









だけど、どんどんと人の声が聞こえてくる。







ここに、人なんていたのか?






明かりもどんどん見えてきて、俺はドキドキと、胸の鼓動が抑えられずにいた












アリスは、突然その明かりに向かって走り出し、明かりの中に消えた。








その様子を呆然と眺めていた俺は、はっとしたように走り出し、アリスを追う。











その明かりの先にいたのは























広場で、楽しそうに歌ったり、踊ったりする










御伽噺の住人たちだった














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