SEVEN WINGS
※・※・※

 僕は一度振り返り、ティアをまっすぐ見つめた。
「僕は行くから。帰るなら今のうちだよ?」
「私も……も、もちろん、行くに決まってる」
 声震えてるし、無理してこなくていいのに。そうして、僕らは暗闇の中に入る。
 そして、次第に目が慣れて、その部屋の全貌が明らかになる。
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