2番目の恋人
「分かった……。会うよ」
「そ、そうか!」
パアッと明るくなったお父さんの顔。
別にあたしの顔色なんて、伺わなくていいのに。
新しいお母さん?
どうでもいい……
新しい家族?
そんなのいらない。
だって、最初からあたしには家族なんていなかったんだから……
「じゃあ、仕事に戻るな」
それから父親はあたしと目を合わすことなく、出ていった。
バカみたい……
お父さんはあたしのこと嫌いなんだから、そんなこと聞かなくてもいいのに………
バカみたい………